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2017年6月15日 (木)

交通事故当日からのケア、損害保険も適用(2010年)

●事故当日
33歳男性、朝、タクシーに乗車中、カバンに荷物を入れるため前かがみになっているときに、乗車中のタクシーが他車に突っ込んだため、助手席の背もたれに頭からぶつかった、午後になって首の張り左腕のしびれが発生して腕に力が入らなくなったので、病院で検査したところ、左腕のしびれは首の筋肉が緊張しているためだろうと言われた。吐き気も少し出たが病院から処方された薬を飲んで少し楽になっている。
検査をすると、首の痛みが特に強く、腰痛も発生していました。左腕のすべての筋肉が筋力低下を起こしており、握る動作においてはかろうじて指を動かせる程度でした。左腕の神経が首の部分で圧迫されている兆候が見られ、医師の診断と一致しました。
事故の衝撃による神経系のショック状態(医学用語の「ショック状態」とは異なります)から回復しきれていない状態だったので、矯正は一切行わず、ショックからの回復を促進させる施術のみを行いました。
この患者さんは長年私の施術を受けており、その効果のレベルを良くご存知だったため、このような重篤な状態でも私を信頼してご来院くださったのです。
初回の施術直後から、左腕の筋力と腰痛ともに大幅に改善されたとの事でした。それでも、翌日、病院で握力を測ったら16Kgしかなく、強く握ると腕が震えたとのことでした。
●事故から3日後、2回目の来院
左を向いたときにのみ首に痛みが出る程度まで回復していました。左手を強く握った際の震えがまだありました。
施術後には、首の痛み、強く握ったときの震えはなくなり、力も入りやすくなりました。
数日後に病院で測定した際には、左手の握力が30Kgまで回復していました。
●事故から10日後、3回目の来院
左腕は安定してきたが、微妙な動きの時に左手に震えが出る。
手首を動かす筋肉が弱化しているのが確認されました。
施術後は筋力が回復して、震えも出ませんでした。
●事故から12日後、4回目の来院
左手は、力が入る時と入らない時がある。
手首を動かす筋肉の弱化が再発していました。施術後、筋力は回復。
●事故から19日後、5回目の来院
左手の力の入り具合は安定している。
左手首を動かす筋肉のテストで弱化は確認されませんでした。
この時点で、カルテを確認したところ、事故前と同等の状態に回復したと判断し、今回の事故による障害に対するカイロプラクティック治療を終了しました。
一般的には医師や柔道整復師など、国家資格を持っていないと保険は適用にならないのですが、損害保険会社には、全5回のカイロプラクティック治療費と文書料を請求し、全額が支払われました。

交通事故の衝撃は、様々な問題を同時に引き起こし、特に事故直後の数日は症状も非常に強く通常の検査もできないため、高いスキルが要求されます。しかし、適切な処置を施せば、確実に回復を早められるという実感があり、カイロプラクティックの素晴らしさを私自身が再認識するケースでした。
施術を行った直後に、毎回、明らかな改善が見られ、急性期に施術を行う方が、時間が経ってからよりも回復が早く、より価値があると感じました。
「左腕のしびれは首の筋肉が緊張しているためだろう」で済まされたところを、私は神経圧迫の部位を特定し、圧迫を解消する施術を行いました。
病院と私たち手技療法家は得意分野が異なります。
「病院では骨折等の重篤な損傷の有無や状態を確認し、知識と経験のある手技療法家が調整を行う。」このような連携が、事故による障害を改善する理想であると私は考えます。
2010年にこのケースのケアを経験して以来、事故や怪我、それに伴う後遺症に対するケアは、私の最も得意とする分野になりました。

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